BLACK&LIGHT
私たちは、ものが生まれる行程において大きく二つの方法があると考えています。
1つめは、アイデアをおこし、作り手が頭の中で描いている物を想定通りに作る方法。
2つめは、偶発的に出会う部分をのこし、何かに委ねるという方法。
例えば陶芸の行程は、土をこね、形を形成させ、釉薬を塗り、窯に入れる。
ある程度の仕上りを想定させながら、最終的な仕上がりは自然の力に委ね、
偶発的な出会いを待つというプロダクトです。
私たちの服作りにも、この偶発的な出会いを大事にしたいと考えています。
アリストテレスは最初の哲学者たちの事を”自然について語った人々”と呼び、”神々について語った人”と区別する事で彼らを定義しました。
哲学とは自然について考える事、自然を発見する事からはじまったという考えがあります。
自然とは自然環境という意味だけでなく、”物事の本性” ”現象の総体”という意味を含み、
FUGAHUMでは、自然について考えること”自然を発見する行為”をものづくりで哲学したいと思っています。